3月になって冷え込みが続き、なかなか桜の便りが聞こえてきませんね。
来週には遅れを取り戻すように、ぱ~っと咲くでしょうか。
さて、ジューヨンの今月のカードはペンタクルの5のリバースでした。
隣の芝生が青く見えるカードです。
「私(たち)ってかわいそう」「他の人は幸せそうなのに」「何で私(たち)ばっかり・・・」「どうして私はうまくやれないの?」
そんな気分または状況のときに出ることが多いようです。
その根底には、「人と比べる」ことによる弊害もありそうです。
主語が「私たち」の場合は、「同病相憐れむ」側面もあるかも。
絵の中の登場人物は雪が降りしきる中、ぼろぼろの衣服でさまよっています。
一人は足を怪我して杖をついています。
正位置では、周りが見えない、助けを求めない、無い物を欲しがる、貧困、失敗、損失、怪我、何もかもうまくいかないと感じる、など。
まずは、自分を惨めだと思うのをやめましょう。
逆位置では、今あるものに気づく、他人をうらやましがるのをやめる、人の情けが身に染みる、貧困からの再生、救済、など。
ドアをたたけば受け入れてもらえます。素直に助けを求めてみましょう。
私の場合は、意味もなく悲しくなっちゃうときに出ることが多いかな~。
普段忙しくしていると悲しくなる暇もないのですが、ぽっかりと時間ができると余計なことを考えてしまうというのもあるかも。
でも、今月はリバースでしたので、ふとマイナス思考に陥る瞬間はあったものの、割と素早く「大変なのは私だけじゃない、悩み事があるのはみんないっしょ!」と切り替えることができました。
実際に占いにいらした方にこのカードが出たときは「悩んでいるのはあなただけではありませんよ。幸せそうに見える人にも何かしらあるものです」とお伝えすることが多いです。
アフターカードには、今あるものを背負い歩き出そうとしている人物が描かれています。
自分で自分を惨めにして心を閉ざしていては幸せになることはできません。
今、できることをしましょう。顔を上げて歩き出しましょう。